追加融資の相談に行くと、ほぼ必ず言われる「直近の試算表をください」。決算書と何が違うのか、どう作ればいいのか、金融機関は何を見ているのかを整理します。
試算表は、期中のある時点までの全勘定科目を集計した表で、損益(どれだけ儲かっているか)と貸借(資産・負債の状態)の両方が載ります。年に一度の決算書に対して、試算表は毎月作れる「途中経過の成績表」です。
金融機関が追加融資の判断をするとき、前期の決算書だけでは「今どうなのか」が分かりません。そこで直近月までの試算表を求められます。つまり試算表を求められたら、それは審査が前に進んでいるサインでもあります。
freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトを使っていれば、レポート機能から月次推移の試算表(残高試算表)を数クリックで出力できます。問題は、そもそも仕訳の入力が溜まっているケースです。
内容の前に、まず鮮度です。3ヶ月以上前で止まった試算表は「管理ができていない」と読まれます。求められたら、直近月まで仕上げて出しましょう。
単月の赤字よりも傾向が見られます。売上が伸びているか、粗利率は安定しているか、固定費が膨らんでいないか。赤字月があるなら、理由(先行投資・季節要因など)を一言で説明できるようにしておきます。
既存借入の残高と月々の返済額に対して、現預金と利益が釣り合っているか。ここが追加融資の枠の判断材料になります。
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